TOPCON PRIMOFLEX Ⅰ

家の整理をしていて発見。
恐らく義父の持ち物だっただろうとは思うのですが、使っているのは見た事がないし、このカメラについての話も聞いた事はありません。
ただ、ボロボロな上に埃まみれ。可哀想な状態だったので、埃を払い無水エタノールで拭き取ってみました。
使えるようになるか…1からのスタートです。

カメラに名前が付いているのでPRIMOFLEXだという事はわかりました。
検索をしてみると日本の東京光学TOPCONという所が昔作っていた二眼レフで、Ⅰから始まりオートマットLまで12種類発売されていました。
それぞれの説明を読んだ所、1950年発売のⅠかⅠAの可能性が高そうな感じです。

こんな感じで錆もハゲも。
レンズを抑えているカバーはクルクルと回すと外れたので、前玉だけ外してクリーニング。カビも少しはとれ、クモリもちょっとはクリアになったかな。トリプレットという3枚構成のレンズみたいなので、全てを外す技術があればもっと綺麗になるのだろうけれど、私には無理。とりあえず、自分の力量の範囲で。

FILM

用意するフィルムはブローニー(120フィルム)です。

まず、底から裏蓋を開けます、
開けた感じはまるで蒸気機関車の中みたい。
フィルムを装填します。
底の方にフィルムを入れて、上に引き上げます。
蓋を閉めて、裏の赤窓で1が出るまで巻き上げます。
こんなに巻いてもいいの?本当に1が出るの?って思った頃に出て来ます。
これで準備はOK。
赤窓は感光防止のために閉めておいた方が良いそうです。

SHOOTING

撮影ですが、最大の特徴はファインダーがウエストレベルである事。
上から覗き込んでの撮影です。
絞り値とシャッタースピードを決めます。
シャッターチャージのためのレバーを下に下げて準備しておきます。
ファインダーを上から覗きながら、ピントを合わせます。
が…私のはどうやらここが壊れているみたいなんです。なので、目測での距離合わせ(今後変わるかも知れません)です。
距離は苦手なフィート表記。

あとはシャッターを切るだけ。
下のレバーを横にちょこっと動かすとシャッターが切れます。

そして、裏の赤窓を開けて2が出るまで巻き上げ…の繰り返し。

12枚全てを撮り終えたら、そのまま最後まで巻き上げていきます。
下のスプールから外れると巻き終わり。
裏蓋を外してフィルムを出します。
この状態でフィルムが緩んでしまうと感光してしまうので、ちょっと注意しながら取り出して、端をとめてお終いです。